中国の不思議: 金銀投資作戦参謀本部戦闘記録書庫

2011年04月21日

中国の不思議

中国不動産バブルについて所見を書き残している。

世界中で起こった不動産バブルの崩壊が目に見えるようになってきた。

例えば韓国では、不動産のプロジェクトファイナンスの焦げ付により、多くの中小銀行が苦境に陥っていると日経記事にも出ていた。

20110421韓国不動産2

<韓国経済>政府と金融界・10兆ウォンのバッドバンク設立へ

20110421韓国不動産
法定管理を申請した三扶土建と東洋建設産業

 

中国も国内物価のインフレを抑えるために金利を上げてきている。  中国ももう少しか…。

私が不動産仲介業という仕事に携わっていて、驚くことは仲介業者というのは驚く程金利と不動産価格の不可分な関係を意識していない。  勿論相場ということには非常に敏感であるのだが、一体何人の不動産で飯を食っているプロが意識しているのか?  ここに不動産は勝てる可能性の高い金融商品だということが説明できる。  何が言いたいかわかりますか?  面倒なんでここまで。

これから全世界で表面化してくるのは、金利の暴騰。  世界有数の債権国(一応一番ということになってるみたいですが)である日本を始めとしたごく一部を除いた世界中で。  

しかし、さっぱりわからないのは、ジム・ロジャースの見解。  

あれだけ実績のある人が未だ中国にブルといっている。  私は中国は好きではないが、それでも理解できる。  自分の目で理解するために実際に中国で不動産も調べた。  そこで目にしたのは、宮崎正弘(中国問題専門作家?)等の自称、「中国問題専門家」が今すぐにでも中国は崩壊する!と言っていたのと矛盾した人手不足。  タクシーの運転手に「ジンチーゼンマヤン(景気どう)?」と聞いても「ハイカーイイ(まあまあだね)」とのギャップ。  最初は頭が混乱したが、とても不景気で暴動が年がら年中起こってる国とは思えない現地の景気。  今では、話半分以下で参考程度にウォッチしている。 

しかし、どう考えても中国国民の所得が日本人並みになって、既に日本並みのマンション価格に追いつくことができるとは考えられない。  であれば、やはりマンション価格の方が下がると考えるのが自然だ。

なぜこんなにもマンションを始めとする不動産価格が説明できないほど高いのか? 私には、これは統計外のつまり表には決して出てこないお金が中国では蠢いているとしか考えられない。  簿外の相当の金額が中国国外にも流れ出ているだろう。 逆に中国に流入する相当の簿外のマネーがあると考えている。  日本企業を始めとする外資は表のお金だ。  つまり世界中の華僑のマネーということである。  この簿外のマネーが中国の経済的崩壊を防いでいるのではないか?  こう独りごつ。

三橋貴明さんはわかり易い数字を使った分析で感心するが、中国についてはこの簿外の数字を計算に入れていないと思う。  中国に実際に入ってみないと決してこんな考えには気付かなかったろうが…。

「マネーは国家に帰属しない。 欲望に帰属する。」(私の造語です)

より強い金銭欲に帰属する華僑のマネーが中国のバブル崩壊を支えるのかそれとも脱兎のごとく逃げ出すのか? 興味深々であります。


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